2006
奴隷バンク23
この一言を戴いて何も答えられないままでいた私に・・
「そう、じゃあ勝手にすれば!」と見限ったような言葉が投げ捨てられた。
「ど、どうか許して下さい。お願いですから。」とお願いしている最中に佐伯さんがやってきた。
「お待たせしました。こちら6500円のお返しとレシートになります。」みどり様はそれを受け取ると
「ありがとう。品物はこの人に渡してくださる。」「ちゃんとバックに入れて来るのよ。そのために買ったんだから。せめて荷物持ちくらいはできないとね」私はだまって紙袋を受け取り、靴箱をひとつずつ取り出し大きなバックに入れていく。
「じゃあ、私先にランジェリー売り場に行ってるから、あとから来なさい」
「はい」下着売り場という言葉でさらに恥ずかしくなり下をむいて作業をしていた。
「佐伯さん、ありがとう。あ、この人何か言いたい事あるみたい。聞いてあげてね」そう言ってさっさと売り場を後にした。
残された私は真っ赤な顔でバックにつめ終えた。下を向いている私の目に女性店員の足が近づいてきた。
「何か?」彼女は普通に話しかけた。
私は彼女の足にしばらく視線が釘付けになっていた。本当はこのつま先にキスしたい・・・でも・・・そう思っていた。私はおもむろに立ち上がり「あ、あの先ほどの失礼をお詫びしようと思って。」
「はい?」
「あの、お礼を言えなくて申し訳ありませんでした」そう言って深々と頭を下げた。
「あ、いいですよ。別に」とさりげなく笑った。
これでいいんだろうか、でもまだ命令のどちらも実行していない・・・でもどうせ見ていないし・・と思ったが立ち去る勇気がなく・・・決心を決めた。
「あ、あの実は・・」声が震えていた。「ぼ、僕はマゾなんです」小さな声をようやく発した。彼女はさすがに表情を変えて真面目な顔になり私を見つめて言った。
「こういう事は別に初めてじゃありませんし、いろいろな方がいらっしゃいますから」そう言って迷惑そうな顔で私を睨んだ。
「どうも、申し訳ありませんでした。」私はとっさに謝り、もう一度頭を下げて逃げるようにその場から去って行った。もうここにはこれない・・・緊張で手に汗をかいていた自分に言い聞かせていた。
そしてランジェリー売り場、もちろん女性下着の売り場に大きなバックを持って入っていく私を周りの女性は奇妙な目で見ていた。あーまたここでも辱しめられるんだろうか・・・。
「お待たせしました」私はみどり様に向って頭を下げた。彼女は無言でストッキングやガーターなどを手にとり選んでいた。怒っていらっしゃるのだろうか・・・私は泣きそうな顔で彼女を見つめていた。すると
「これ持って!」選んだストッキングやアミタイツなどを次々に私に渡してきた。片手でバックを持っている私は抱えるようにストッキングなどを持った。
「レジで会計してきて!」1万円を抱えたストッキングの上に置くと売り場からまた出て行ってしまった。私はバックを下に置きお金を手に取るとまたバックを持ちそのまま会計の場所まで行った。担当の女性は何事もないような顔で精算をし商品を渡してくれた。もちろん回りの目など気にする余裕はなかった。それをバックにつめ売り場から出たところにみどり様はいた。
「申し訳ございませんでした」とにかく私は頭を下げた。
「何が?」
「いえ、あの。お待たせしてしまって」先ほどの靴売り場の事はぜんぜんふれない彼女に私の心は乱れっぱなしだった。
「そうね。それじゃお茶でも飲みましょうか?これからの事も話さないとね。契約もしないとならないし」
コメント
ハジメマシテ。M破門中さんから覗かせていただきに参りました。奴隷歴が長いとのことで。これから、たまに寄らせてもらうわね☆
はじめまして。更新を楽しみに覗かせていただいております。
kazouwkさんに触発されて、ブログを立ち上げてみました。
よろしければ、ぜひリンクさせていただければと思います。
勇気をもっての一言ですよね、「僕、マゾなんです。」って。よくいえましたねっ。その従順さが、やっぱマゾなんだと想いましたです。
>RUI様
ありがとうございます。私の奴隷の道程を様々な形でご紹介していこうと思っています。これからもよろしくお願い致します。
>morry様
リンクの件、よろしくお願い致します。そちらにも寄らせていただきます。
>M破門中様
昔よりは今の方が、「僕、マゾなんです。」と言いやすいですよね。あの時は本当に冷や汗ものでした・・・
kazowk様>
リンクのご了承ありがとうございます。
それと、上の書き込みでHNの記載間違えていたようです。大変失礼しました(汗
watashiMッ子なんです...← いえないです(-。-;)汗
言葉攻め。。。。
泣き出しそうです。。(>_<)ヽ
ガンバレ~~~