2016
アングラ マゾ伝説 マゾの穴 その3
「あら、話を聞いただけでこんなにさせて、どういうつもりかしら?」
靴先で膨れた部分を突っつかれる。
「申しわけございません・・紗理奈様」
「本当だったら勝手に勃起させた罰はキツイものよ、女御主人様によっては使い物にならないくらい蹴られるかもね。うふっ」
なぜか楽しそうに笑う彼女。
「でも、お前はまだただの入会志願者ですものねぇ~」
笑顔で靴底で踏みつける紗理奈様。
「お前が本物のマゾヒストだっていう事はわかったわ、でもまだまだクリアしなければならないハードルはあるのよ。どう、まだ聞きたいの?」
「はい、お願い致します紗理奈様・・」
もちろん土下座でお願いする。
「いいわ、ここで脱落するのが一番多いの。それは鼻輪よ」
「鼻輪・・ですか?」
「そう、鼻輪を装着するために鼻中隔に穴を開ける、もちろん専門の方を紹介するわ。これは多くの女性会員からの要望で途中から奴隷の必須条項になったの。もちろん男性会員は全て施術済みよ」
「あ、あの・・・」
「ふふ、いいわよ、すぐには決められないんでしょう?考える期間は与えてあげるわよ」
「いえ、あの、すでに開いています・・・」
私はずいぶん前にその時の女御主人様の要望で施術済みだった。
「えっ、そうなんだ?意外だわ・・」
少し疑いの顔をした紗理奈様。
「ちょっと見せて!」
顎を持ち上げて確認される。
「うふふ・・・相当なマゾ」
軽くビンタされる。
「ありがとうございます、紗理奈様」
「じゃあ、これもクリアね」
「次は正式メンバーになった後の事」
「はい」
「男性会員は自らのスケジュールを自分で入力しなければならないの。そうね最低でも1か月先まで、細かいものではなく、奴隷として過ごせる曜日、時間だけをきっちり記入してサイトにアップさせるのそれを見た女性会員がそのスケジュールに予約を入れる。」
「どなたが予約したかはわかるのでしょうか?」
「名前だけはね、それも実名じゃないわ。奴隷にはそんな事必要ないでしょう?」
「は、はいもちろんです・・・」
「細かい時間や場所などは、いずれ連絡が入るわ、なにしろむこうはお前の顔や体、住所から会社まで全部分かってるんだから」
「・・・」
「そして予約された女性会員にはお前が好む好まざるに関わらず、絶対服従の奴隷としてお仕えしなければならないの。場合によっては身体に害が及ぶほど責められることもあるわ」
「身体に害が・・・」
「安心して、そのためにお医者様とも契約してるの、もちろんそういう行為の結果としてなったということもご存知だから」
医者と契約するほどハード・・・なんだかどんどん引き込まれていく。
「だから、女性会員からの要望は一切断ることができないというのが条件!どう、できる?」
「はい・・・」
「確認のため・・・」
そう言って再びタブレットで動画を再生する。
そこには中年女性に鞭で滅多打ちされて悲鳴をあげる若い男性や、見たこともない拷問器具で男を泣かせている女性2人のえぐい映像が映っていた。
「耐えられる?」
「は、はい・・この器具は?」
わたしはこの見たこともない大型の責め具に食いついた。
というのも、都内にあるSMホテルなどの器具はほぼ完ぺきに頭に入っていたためだった。
「うふ、さすがね、この道具を見逃さないなんて」
「ありがとうございます、紗理奈様」
「実は私達の会で、ある物件を借りているの、そこは男女会員全てが利用できる大きいお屋敷・・とでも言った方が良いかしら」
「お屋敷?ですか・・」
「そう、そこにはいくつかのお部屋があり、その映像はそのうちの一つの部屋、その拷問器具もそこに設置してあるものよ、もう分かるでしょう、そのお屋敷は女性会員が奴隷を好きなだけ責めて楽しめる場所よ。そしてそこが私達の会の本部でもあるの」
「拷問部屋・・ですか・・」
「会員の中にはそういう趣味の方もいるのよ、お前なら分かるでしょう?だからそこには医療関係者がいるの」
「そこには行けるのですか?」
「それは、お前次第ね、調教も上のステップになってくるとそのお屋敷を使うことになるから、頑張ればそのうちね」
「そうそう、もう一つのハードルは奴隷に合格した場合はその施設の利用料として毎月3万円支払う事になるの、これは女性会員も払っているのよ5千円だけど」
すぐさま、私は計算した。30000×81+5000×361=4235000 400万以上・・・
「もしろんそのお金は、賃貸料以外の人件費などにも使われているのよ毎月3万なら安いものでしょう?」
確かにSMクラブに行く事を考えれば安いかもしれない・・
「どう、決心はついた?」
「あの・・もう少し伺ってもよろしいでしょうか?」
わたしの興味はさらに深まっていく・・・
コメント
今回もお金の話しを除くと、ワクワクする展開ですね。お医者様と契約してるから何をされても文句は言えない、というところに私もグッと引きこまれました。大きなお屋敷も重要なアイテムですよね。M男を長期間監禁して・・・というパターンではなさそうですが期待は膨らみます。
でも、鼻輪のくだりはちょっと笑っちゃいました。kazowkさんは女王様の上をゆくM男さんなんですね。
続きが気になります。詐欺なのか、エムオの理想郷なのか悩みますね。
シゲルさん
マゾなら引き込まれてしまいますよね、コメントありがとうございます。
鼻中隔の穴はしばらく放置していると閉じてしまうことがあるので、自ら鼻輪を装着したりすることも必要です。
男の方が高い金を出す、という時点で金銭第一の団体かと。
しかもその男どもを長期監禁とか療養とか、そういう事になったら金銭を作る機能も損なわれるし。
話の矛盾もさることながら、S女性像にリアリティがありません。
本気のS女性は料金体系が0:35kでも支払う生き物です。虐めたり好き放題して過ごしたりする時間を、体売ってでも得ようとする生き物です。
男に6倍出せという時点で、商売だと思います。
もしこれが本当ならば、強度の転落願望を持つマゾにとっては夢のような話でしょうが・・・ちょっと出来過ぎのような気もします。
ヤプーズみたいにビデオを販売してくれたら信用できますが、アングラ組織で秘密厳守という方向性が違うため無理だろうし。
個人情報、鼻輪、スケジュール管理、医者、拷問屋敷、月会費、「マゾの穴」女性会員361名の共有奴隷として調教管理される。
っていうのは想像するだけでもゾクゾクしてきます(^^;
でも現実的には、女性会員の調教予約で一杯になると奴隷は時間的にも体力的にも普通の生活ができないから、毎週土曜日だけとかになりそうですね。
続きを期待しています!
ケガの問題があるから、土曜だけとかはムリですよね。
妥協して普通のプレイだけになってしまう。
本気でこういう事をしたければ、AKB貧乏とかそういう系統の多重債務者でも囲うしかありません。
しかもその場合、多重債務者を被用者として管理しないといけないし、もし失敗したら労基や警察をどうにかしないといけなくなります(どうにかできる相手ではありませんが)。
そして言うまでもありませんが、表の世界が厳しいからといって多重債務者の入荷ルートを西成などに求めるのは、更に愚かな選択です。
会員の守秘義務にしても、300人以上なんて秘密の情報を随時共有できる人数じゃないし、現にこうして話が流出してる時点で形無しです。
もしこの投稿者がウソをついてないにしても、フリーランスのS嬢に担がれてるだけでしょう。
うまいこと言って個人情報付リベンジポルノと諭吉様ご肖像を手に入れたいだけかと。
女性側に金銭的なメリットが発生する時点で、どう言い訳しようと、言い訳内容の使途が本当だろうと、商売。
失うものが多い履歴書を選んで、履歴書の主に出させた個人情報とプレイ動画。
あとは男の影が差したら美人局すら完成する。
組織って、何かマニュアルとか共済が無いと、組織の意味ないですよね。
紀元前の教派から現代のフィットネスチェーン店まで、マニュアルと保険を用いずに続いてる組織はありません。
スレイブ・トレーニングのマニュアル、って無いんでしょうか。