2007
奴隷セリ市~買われる男達 10
すぐに理香様に御礼を申し上げた。
「理香様、わたくしめのような者にお靴の底を舐めさせて戴きありがとうございました」
「ふふ、これからは自分の立場をわきまえることね。」
「はい、かしこまりました。失礼致します」
そして急いで玄関に戻った・・
するとそこには眩しいくらい美しくゴージャスな女性が立っていた。彼女の化粧は少しきつめであったが大きな瞳が私を捕らえて離さなかった。
私はすぐさま足下に土下座した。
「ようこそいらっしゃいました。本日皆様のお世話係をさせていただきます、奴隷見習いのカズと申します。なんなりと御命じ下さいませ」
すると紀代美様が、
「こちらは蘭さんよ。失礼のないようにご案内なさい」
「はい、蘭様。どうぞこちらに・・」
そう言って私は向きを変えたがその瞬間彼女のヒールが私の体を蹴り飛ばした。
私はよろめいて横に倒れたが彼女はその体を尖ったヒールで踏みつけたのだ。
「ああ、すいません・・・申し訳ございません」
私は何が起こったのか分からず、ただ謝っていた。
「奴隷のくせに私にお尻を向けてどういうつもり?」
彼女はにこりともせず私を上からにらみつけて言った。
「も、申し訳ございません。不慣れなもので・・ど、どうかお許しを」
彼女は踏みつけたヒールにさらに力を入れた。
「あう・・・も、申し訳・・ございませんでした。ああ・・」
私は激痛に言葉を失いかけた。
そしてヒールが体から離れると飛び上がってすぐさま土下座をしてお詫びをした。
彼女の恐ろしさがすぐにわかった瞬間だった。
そして彼女は私の髪の毛をつかみ顔を持ち上げて見下ろして言った
「奴隷の身分もわきまえずにどういうつもりなの!」
「も、申し訳ございませんでした~」
私はあまりの彼女の迫力になみだ目になっていた。この時、心底怖いと思っていたからだ。
「ふふふ・・ほらっ、キス!」
そう言って彼女は私の前にすっと右足を出した。私はすかさずハイヒールのつま先にキスをして。御礼を言った。
「わたくしめのような者にキスをお許し戴きありがとうございます」
「じゃあ、案内なさい」
「はい・・・」
しかし私はどのようにご案内したらいいか分からずおどおどしていると・・
「気が利かない奴隷見習いね。馬にでもなって乗せていけばいいじゃないの?」
「は、はい。蘭様、どうかわたくしめにお乗りくださいませ。お願い致します」
震えながらの言葉だった。
「そうね、しかたないわね。お前みたいな駄馬に乗ってあげるんだから、せいぜいありがたく思いなさいよ!」
「はい、ありがとうございます」
そして私は四つん這いになり彼女は私に跨った。なんとも良い香水のかおりと背中に感じる暖かいぬくもりが私を興奮させた。
そのまま私は彼女を背に乗せて会場に入った。
彼女は会場に入っても他の女性と挨拶することもなくクールなまなざしであたりを見回した。
その美しさは他の方を数段引き離していたのは間違いなかったが私には彼女への恐怖感の方が強かった。
そして入り口の部屋に戻ると彼女が吉原のナンバーワンソープ嬢だという事を紀代美様に聞かされ納得した。
ちなみに私はこれまでに3人のソープ嬢様の奴隷として仕えた事があるがいずれも真性S女性様でした。
しかしこの蘭様の場合は本当に恐ろしいS女性様だったのです・・・
コメント
素晴らしいです!
この蘭様と言う方は何て素敵な方でしょうか!
蘭様がどれ程恐ろしいサディスティンなのか、これからの話が楽しみです
どんなに恐ろしいのだろう?
どんな目に合わされるのかな?・・・
でも、しっかり見てみたい!
次への期待が高まりますね^^。
復帰ありがとうございます。
楽しみです。
今は奴隷市をやってるところはないのですよね。
隷飼会の広告は知っていたのですが勇気がなく電話で問い合わせするだけでした。
>もりけんじさん
現在は奴隷市という名のものはありますがお遊び程度のもので・・・期待されるようなものはないと思います。
>krusrtさん
ありがとうございます。
続きをお楽しみに・・・
http://mazomori.4.dtiblog.com/
「M男さんいらっしゃい」というブログを作りました。
リンクをお願いしたいのです。
貴重なお話を
いつもありがとうございます。
いろんな出会いがあり
たくさんの物思いがあり・・・
そして頂いた言葉があり・・・
ほんとに幸せな一年でした。
来年もよろしくお願いします。
>おすぎさん
>もりけんじさん
リンク・・遅れましたが完了致しました。
よろしくお願いします。
>さやか様
こちらこそ今年1年間ありがとうございました。
また来年も変わらずお付き合い下さいませ。
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