私が初めて土下座(素人の方に)をしたのは20数年前、「奴隷バンク」という会員制の同好会のような所でした。当時私はまだ大学生だったのですがアルバイト等で得たお金で何度かSMクラブに行き、型どおりの挨拶で土下座をした事はあったのですが、まったく見ず知らずの素人の女性に跪くということにとても興奮したのを覚えています。
「奴隷バンク」とはごく普通の女性に男奴隷を紹介し、その奴隷と女性との間に月極めの契約料を設定しその手数料を会が得るというものでした。当時ではM男性にとっては画期的なもので豆にSM誌や3流夕刊紙の広告などをチェックしていた私は直ぐに電話をし応募しました。
まだ初めて1ヶ月もたっていない時で幸運にも男奴隷が不足しているとの事を電話で聞いたので直ぐに面接に行きました。その「奴隷バンク」は巣鴨のマンションにあり、大きめな事務所のような所だったと記憶しています。
指定された部屋のチャイムを押すと中から30代後半位の女性が出てきました。「先ほど電話した森川ですが・・・」「ああ応募の方ですね。どうぞ。」案内のまま、私は中に入り少し大きめのテーブルにその女性と向かい合わせに座りました。
「私がこの会の主催者 紀代美です。よろしく」 「ハイ、よろしくお願いします」 「早速だけど、奴隷になりたいんだよね」 ストレートに切り出され恥ずかしい気持ちを隠しながら私は答えました。「ハイ、なりたいです」 「ここは本当にストレスを解消したい女性や虐めるのが大好きな奥様方などが利用するところでSMプレーとは違うのよ。だから体にキズが残る事もあるし、大勢の人の前で惨めな姿を晒す事もあるけど わかってる?」