紗理奈様と史子様、お二人の足下にひれ伏し、何度も土下座して御礼を言う。
その頭を足で小突いて笑うお二人・・・
「さあ、準備はいいわね。これから撮影会よ、ついておいで!」
鼻輪にリードを取り付けて、引かれる。
「史子さん、また後でね!」
「あんまりハードにして、すぐ壊さないでね、その玩具」
「大丈夫、しばらくは広告塔として、利用するから・・」
部屋を出て、四つん這いで歩かされて、反対側の部屋に入れられた。
そこには撮影に使うライトやカメラがセットされていた。
わたしはそのカメラの前に跪き、紗理奈様はその向かいのカメラの後ろのイスに腰かけた。
「これから、マゾの穴のサイト用に動画を作成するのよ」
「動画ですか?」
「そうよ、奴隷志願のマゾ男用のものと、これから入会を考えている女性会員向けの宣伝用、それとお前自身の奴隷紹介ビデオよ」
「あの、マスクとか、目線とかは入れられるのでしょうか?」
「そんなもの・・必要かししら?」
強めのビンタが頬にさく裂し、圧倒的な威圧感に言葉を失う。
「お前も見たでしょう?普通の人はサイトを探すこともできないし、IDとパスが分からなければ見る事もできないのよ。いわゆる完全紹介制なのよ、この会は」
「申し訳ございません・・紗理奈様」
「まず、マゾ男向けよ。お前の名前、KAZOWKだっていう事を明らかにして、決してこの会が怪しいものではなく、究極のマゾの行きつく場所だという事を伝えるの、いいわね!」
「はい、紗理奈様」
何度かリハーサルを繰り返し、紗理奈様にお叱りを受けながら、作成した。
「こんにちは、マゾヒストの喜びの管理人、KAZOWKです。これをご覧の皆様の中には私のサイトを見ている方も多いと思います。実はわたしもこのマゾの穴のメンバー、男性会員、いわゆる奴隷の一人・・いえ、一匹なのです」
「皆さんは今までマゾを食い物にした、入会金や調教料などをだまし取るような危ない集まりを多く見ているかと思います。でもご安心下さい、この会は真のマゾヒストとS女性会員とを結ぶ正当な会であることをお伝えします。
真の男性会員、奴隷になるためにはいくつかのステップを踏まねばなりませんし、そこには金銭も発生します。会の運営や調教料などは仕方ないことです。でもその先にあるのは多くの女性会員に奴隷として晒され、そして使用される・・・まさにマゾの極致とも言える場所にたどり着くことができるのです。
もし、あなたがそれを望むのなら、すぐに申し込みを済ませる事をお勧めします」
「貴方が望んでいるのは、女性の馬になることですか、足置きになることですか、それとも舐め犬、便器ですか?」
「女性に全てを支配されて、服従を強いられる、その甘美な世界を貴方も体験したいと思いませんか・・」
「ただし、この会が望んでいるのは真性マゾヒストだけです、それ以外の方は入会をお断りしてしているのでご了承下さい・・・以上、kazowkでした」
そして頭を下げたところに、紗理奈様のピンヒールが頭を踏みつける・・そんな映像で終わる。
「まあまあね、次は女性会員用、これには女性が必要だから、フロントから絵美ちゃんを呼んできて!」
「え、わたしですか・・」
「フロントよ、さっさといくのよ、奴隷!」
「はい、紗理奈様・・」
「四つん這いで行くのよ。もし女性と会ったら廊下の隅にひれ伏して、決して顔を見てはダメよ、分かってるわね!」
「はい、かしこまりました」
途中、人が来ない事を祈りつつ、一方では期待していた。しかし誰とも会わないで、フロントまで行けた。
中に入ると、芹那様と絵美様が座って、お話をなさっていた。
「あの、絵美様。おくつろぎのところ申し訳ございません。紗理奈様が映像のお部屋でお呼びでございます」
「何、お前、まだ身体きれいじゃないの?」
「これからよ、これから・・うふふ・・」
紗理奈様の含み笑いに恐怖を感じた。
「リードは持ってきてないのね、じゃあ馬におなり!」
「はい、絵美様」
わたしは絵美様が跨りやすいように身体を低くしてお待ちする。
しかしその身体を、絵美様が蹴り倒す。
「この、カス奴隷!失礼でしょう、私が馬として使ってやると言ってるんだから、御礼を言うのが当たり前でしょう。クズ!」
自分の年齢の半分もいっていないであろう女性に罵倒されるマゾの喜びはひときわである。
「も、申し訳ございません絵美様、わたくしめのようなクズ奴隷を馬としてご使用いただけること、心より感謝申し上げます、ありがとうございます絵美様・・」
「身分を弁えるのね、奴隷!」
「はい。絵美様、御言葉ありがとうございます」
わたしは絵美様の足下に頭をこすりつけてお詫びを申し上げる。
「よし、跨ってやるよ!」
わたしは再度四つん這いになり、馬になる。
絵美様は跨って首輪をつかむ。
「よし、6番、歩け!」
絵美様を乗せて、先ほどの映像室まで歩き出す。
いつのまにか持っていた乗馬鞭で尻を打たれる。
「もっと、早く歩け、老いぼれ馬!ほらほら!」
「ひぃ~、申し訳ございません絵美様!!」
経験した方は分かっているでしょうが、人を乗せての馬は結構辛く、特に膝の痛みは格別である。
「ぐずぐずするな、マヌケ!」
そんな人間馬を楽しむ絵美様にマゾの血が疼き、紙パンツが我慢汁で濡れてしまっていた。
18,
2017
2017
アングラ マゾ伝説 マゾの穴 その13
コメント
サイト紹介動画
>そして頭を下げたところに、紗理奈様のピンヒールが頭を踏みつける・・そんな映像で終わる。
これは、奴隷志願マゾ男には強烈な入会アピールですね。
次の女性会員用では絵美様と共演。(ワクワク、ドキドキ)
続きを首を長くして楽しみに待ってます。
2017/09/23 (Sat) 01:27 | えむお #- | URL | 編集