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アングラ マゾ伝説  マゾの穴 その8

「お前、わたしに嘘をついていたわね!」
 紗里奈様の口調はキツイものだった。
「はい・・あの・・」
 うろたえる私・・やはり誰からかばれたのか・・
「Hさんから聞いたわ」
 H氏とはこの会の存在をを私に伝えてきた風俗ルポライターだ。
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「お前がKAZOWKなんですって?」
「はい・」
「何でその事を言わなかったの?とにかく会って話しましょう。来るわよね?」
「はい・・もちろんです。どちらへ伺えば?」
「住所言うから控えて!」
 完全な命令口調で、従わなけばいけない雰囲気である。
「明後日午後3時、必ず来なさい、分かったわね?」
「はい・必ず伺います。」
「よし、待ってるわ!」
 電話は切られた。
 胸の鼓動が異様に速くなっていた・・
 マゾが従わなければならない絶対的な命令口調にも酔っていたのかもしれない。
 しかし、今聞いた住所は普通の番地。それも繁華街などでもないどちらかと言うと住宅地のような住所であった。
「ここはいったい?」
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 あれこれ想像しながら、2日後、私は指定された場所へ向かった。
 ホテルのような場所を想像していたのだが、そのようなものはなく、しばらく迷ったがようやく見つけたそこは大きな洋館のようであった。
 まるで外国の大使館のような造りである。
 ここはもしかして、紗里奈様が話していた会の本部・・調教部屋も完備している例のお屋敷なのでは・・・
 しかし正会員となってしばらく経たなければ、そこへは行けないはず・・ 
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 入り口にはオートロックの重厚な扉そしてカメラ付きのインターホン・・躊躇しながら押す。
 「はい」
 聞き覚えのない女性の声・・
 「あの・・須田紗里奈様にお会いしに来たのですが」
 大事をとってフルネームで問い合わせる。
 「どちら様ですか?」
 「あの・・今井です・・」
 正直に先日登録した本名を名乗る・・
 「今井さん?ですか・・」
 「・・・・」
 しばらく応答がないようなので・・・
 「あのKAZOWKです」
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 「ああ・・例の・・中の扉は開いてるからそのまま入って」
 私の事を知っているような口ぶりに少し緊張した。
 扉を開けると玄関まで少し歩く。実に豪華な造りだ。
 玄関の扉はそのまま開ける事ができた。
 「失礼します・・・」
 中に入ると吹き抜けの空間が広がっていた。思ったより豪華だ。
 すると先ほどインターホンに出た女性だろうか?少し派手なOLといった感じの20代の女性がフロントのような部屋から出てきた。
 「まず、そこのロッカー室でシャワーを浴びて、中に用意してある紙パンツに履き替えて!」
 いきなりの命令口調に少し驚いた。
 しかもなんで裸に・・・何か言おうとしたが。
 「ここの決まりだから!」
 きつい顔でわたしを見据える
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 マゾの習性でおとなしく従うしかない・・・
 「はい・・・」
 正面のロッカー室という場所に入ると、20個ほどのロッカーが並んでおり、シャワールームが二つあった。
 ロッカーには鍵が付いていたが、すでに3個は使用中だった。
 するとこの洋館には私の他に少なくとも3人の裸の男・・・マゾヒストがいるのだろうか?
 私は言われた通りに服を脱ぎ、シャワーを軽く浴びる。
 ロッカーに入っていた紙パンツを履きながらふと壁を見ると、そこには「マゾの穴 男(オス)会員掟」という紙が張り出されていた。
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 マゾの穴 男(オス)会員掟
 
 一 男会員は女尊男卑、完全女性上位を求める者でなくてはならない
 一 男会員は女性会員様の奴隷としてお仕えできるよう、日々精進しなければならない
 一 女性会員様のご命令には全身全霊をもって服従しなければならない
 一 女性会員様のご快楽のためには命も投げ出す覚悟でいなければならない
 一 女性会員様への言葉遣い、応対、態度、行動等、いかなる事でもご不興、ご不快を感じさせてはならない
 一 女性会員様からいただくいかなる罰も、心より感謝してお受けする事を忘れてはならない

 この掟は完全に暗唱できるように覚え、命じられればいつでも声を出して言えるようにしておくこと!
 この扉から出たお前は 自分が卑しいオスマゾという事を理解し、四つん這いで歩き、女性様には平伏しご挨拶なさい!
 お前たちにとって女性は崇拝の対象、女性にとってはお前達は虫けら以下の存在だということを肝に銘じておきなさい!
 (ロッカーの鍵は必ず、フロントの女性に預ける事)
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 暗唱・・・覚える・・・?
 間違いない、ここは例のお屋敷と言われるマゾの穴の本部だ。
 いったいここで私は何をされるのだろうか・・・
 なぜかしら、不安よりも期待が大きかった。
 私は何度も読み返して覚えるようにに試みた。
 ここから出る時は四つん這いで・・・本当にそんな事をするのか・・
 女性との身分違いを認識するためのプログラムであるので、マゾにとっては萌えるシチューションだが。
 記憶力は良いのですぐに覚えられたので恐る恐る、ドアを開けて出てみる。
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 もちろん、四つん這いで歩く。
 すると、先ほどの女性が出てきたので、平伏して言う。
 「着替えと、シャワー終わりました、鍵をお預かり戴けないでしょうか?」
 すると、平伏している頭を靴のまま思い切り踏みつけられる。
 「オスマゾのくせに!なんて生意気なの?さっきの態度といい、何なのお前!」
 「も、申し訳ございません・・」
 「会員掟復唱!」
 いきなりの復唱に慌てたが、土下座のまま声を出して復唱した。
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 「お前のサイトよく見てるわよ、あそこに書いてある事は偽りなの?」
 「申し訳ございません、申し訳ございません・・お踏みつけありがとうございます・・どうかお許し下さいませ」
 いきなり初対面の女性に蔑まれる喜びを身体全体に感じていた。
 「いい、お前の名前はこのロッカー番号6番よ、6番と言われたらお前の事だから忘れるんじゃないわよ」
 「はい。ありがとうございます、6番感謝申し上げます・・」
 「今から首輪を嵌めてあげるからね」
 6番という番号札が付いた首輪が装着され、リードを着けられる。
 「首輪を賜り、ありがとうございます・・」
 「わたしは、芹奈よ、覚えておきな!」
 「はい、芹奈様、心より感謝申し上げます、ありがとうございます」
 足下に跪く私はいつのまにか、マゾの喜びに酔っていた。
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 「ねえ、絵美、これが例のマゾよ」
 「へぇ、こっちに連れてきてよ」
 もう一人、フロントに女性がいた。
 わたしは首輪を引かれ、フロントに入って行く、絵美と呼ばれた女性はソファに座ってテレビ画面を見ていた。
 「ふふ、お前がねぇ・・意外と年取ってるのね?二人の靴底でも舐めさせてあげようか?」
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 「あ、ありがとうございます・・絵美様、芹奈様ぜひお二人の高貴な御靴底を舐めさせて下さいませ・・」
 屈辱に胸が震え、股間は破裂しそうなほど、興奮していた。


 
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コメント

今井さん

もしかして、このような風俗店の創業をご検討中でしょうか。
行きたいです!
でも料金と、関西かどうかだけ気がかりです。
尤もわたくし、万障を排して行きたいです。

2017/04/18 (Tue) 00:25 | なるくん #JalddpaA | URL | 編集
これって?

これって底なし沼っていうサークルですよね?

2017/04/22 (Sat) 11:40 | takanasi #n9XDtvKo | URL | 編集
オスマゾの楽園?

「マゾの穴」の組織背景も分からないまま個人情報をさらした上に、
本部に呼び出されて即調教開始とか、堕ち具合が強烈ですね。
今後の展開が楽しみです。

2017/04/30 (Sun) 13:55 | えむお #- | URL | 編集
底なし沼

SM店の風営法の番号とか分りますか?
モグリでこれやってたらマズイのでは。
もしこれから開店するんだったら、一日も早く詳細をホームページで公開して下さい。
理想は大阪本店、ですが。

2017/04/30 (Sun) 22:13 | なるくん #JalddpaA | URL | 編集

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