嬉しい事にいろいろな方からメールやコメントをいただきました。なんと当時の「奴隷バンク」をご存知だった方からもメールをいただけたのはびっくりです。
20年以上も前の事ではっきりとした事はなかなか思い出せなかったのですがこの方のおかげでだいぶ記憶が蘇りました。当初、奴隷を女性に紹介するという事で紹介料をその女性から会が取り、奴隷と買主になる女性とは個別に話し合って月々の契約をしていました。驚くべき事に奴隷になった男達の中にはお金のために応募した方もかなりいたのです。つまりマゾヒストではないのこの会に入会したのです。確か高額の時はその金額が50万くらいになっていました。当時バブル期だったためこのような遊びも流行ったのでしょうか?
続きです。紀代美にシャワーを浴びるように言われた私は洗面所で裸になりシャワーを軽く浴びた。(既に家を出る前に一度浴びていたので)そして置いてあったタオルで体を拭くとそのまま裸でリビングに戻った。ついさっきまで靴を履いたままでいたその場所に裸足ではいるのは少し抵抗があったがそれよりも全裸の姿を人前に晒すことが恥ずかしかった。写真を撮るからと言って紀代美は有無を言わさず私の顔のアップと全身を写した。お客様に見せる奴隷ファイルを作るから・・そう言われたのだがこの写真で脅されるのではないかという心配からつい彼女に「変なことにつかわないで下さい。大丈夫ですよね?」と尋ねてしまった。
この言葉が彼女の機嫌をそこねたようで 「勘違いするんじゃないわよ!!お前はこの会の奴隷なのよ。さっき自分でちゃんとサインしたわよね。この会の奴隷って言うことは私の奴隷なの。私がお前の写真をどうしようが勝手でしょう。!」今まで優しげにしゃべっていた口調が一変した。「すいませんでした。どうかお許し下さい」 「四つんばい!!」と言われ即座に跪いた。「これから私の事は紀代美様って呼ぶのよ。」 「は、はい紀代美様」 この時私はこの水商売風のこの女性に虐げられたいとも思いました。「でもお前は商品だからキズはつけないわよ安心して」そう言われて少し残念な思いがした。
あとで聞いたのだが紀代美はやはり水商売をやっていた女性だがS気はなく、商売としてこの仕事を始めた(実際にやっていたのは彼女の男?)だけでSMプレイをした事もなかったそうです。この時も私がMモードに入りやすくしてくれただけだったようで期待をした私があさはかだったのです。さて話しを戻します。
「さあ、そこに膝まずいいて。お客様が来るのを待つのよ。ちゃんと挨拶も考えておきなさい!」そいう言うと部屋から出て行ってしまいました。私は一人で目の前に座るであろう椅子の前で正座をし待つことになった。挨拶はすでに何度もこの時を夢見て練習していたので考える事はなかったが、いったいどんな女性が現れるのだろうと空想が胸をときめかせ、落ち着きをなくしていた。そして自分が奴隷として買われるという事に全裸にもかかわらず体が熱くなっていくのがわかった。そして運命のチャイムが鳴った。